「心材が使いたい」
- KozueMiyazaki
- 2021年5月25日
- 読了時間: 1分
更新日:2021年6月4日
2,3年前、国産材住宅推進協会が主催するツアーで高知県・梼原に行った。林業が成功している日本では数少ない町。建築家・隈研吾の建物もたくさんある。
製材所では加工の経過もいろいろ見せていただけた。我が子はジャングルジムか?のように登ってたけど(危ないことさせてスイマセン…)。

年輪の中央部の心材は強度が弱い、ということは知っていた。じゃあ、構造材としては使いにくいから、フローリングや突板に加工されるのか?くらいに思ってたら、製材されてズラリ並んでる姿が目に入ってきた。「小口が美しい!これ、どっかで使いたい」ちょっとデコラティブだけど、ちょうど計画中だったプロジェクトのメインテーブルに使ってみる?そんなことを思い描きながら、帰路についた。

その後、材料特性を調べたり、加工法や将来的な寸法精度について工務店の方とお話する中で、そのプロジェクトで採用するのは断念したけど、その後、たまたま旅行で行った丹後地方の公園で、見覚えのある断面が!遊歩道に敷き詰められた木片。「耐久性がある」けど「長期的な寸法精度は低い」という特性を考えると適材適所。その後も舗装材として使われている場所をいくつか見つけた。
いつか、これとは違う使い方で、小口の美しさを生かした使い方をしてみたいなぁ~

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